お知らせ

「感染性胃腸炎警報」を発令中です。(広島県)

ノロウイルスによる食中毒は、冬場に多く発生する傾向があります。
特に、学校などの集団給食施設や弁当調製施設などで発生した場合は、大規模な集団発生につながることがあるので注意が必要です。感染が増えるこの時期は、手洗い消毒や食品を加熱するなどにより予防することが大切です。

ノロウイルス食中毒予防のポイント

手洗い

調理の前、生鮮食品を取り扱った後、盛付け前、食事の前、トイレの後などは手指の洗浄消毒を確実に行いましょう。
ノロウイルスにはアルコールや逆性石けんはあまり効果がありません。
流水と石けんで十分に手を洗いましょう。

調理器具の洗浄消毒

まな板、包丁などの調理器具はよく洗浄後、熱湯や次亜塩素酸ナトリウムで消毒しましょう。

加熱調理

食品を加熱調理する場合は、十分に加熱しましょう。(中心部85℃1分以上)
また、二枚貝や生鮮魚類を生食する場合は、食品の生食用の表示(生食用、刺身用など)を確認しましょう。

健康管理

嘔吐や下痢、かぜ様症状がある時は、調理に従事しないようにしましょう。

塩素消毒の方法

次亜塩素酸ナトリウムを水で薄めて「塩素消毒液」を作ります。
なお、家庭用の次亜塩素酸ナトリウムを含む塩素系漂白剤でも代用できます。
※濃度によって効果が異なりますので、正しく計りましょう。

食器、カーテンなどの
消毒や拭き取り
200ppmの濃度の
塩素消毒液
おう吐物などの
廃棄
(袋の中で廃棄物を浸す)
1000ppmの濃度の
塩素消毒液
製品の
濃度
液の量 水の量 液の量 水の量
12% 5ml 3L 25ml 3L
6% 10ml 3L 50ml 3L
1% 60ml 3L 300ml 3L

・製品ごとに濃度が異なるので、表示をしっかり確認しましょう。
・次亜塩素酸ナトリウムは 使用期限内 のものを使用してください。
・おう吐物などの酸性のものに直接原液をかけると 、有毒ガスが発生することがあります ので、必ず「使用上の注意」をよく確認してから使用してください。