お知らせ
脂質異常症
脂質異常症
コレステロールと中性脂肪についての自覚症状は何も無くても、健康診断とか病院受診時の血液検査の結果から脂質異常症を指摘されることが結構経験されます。
脂質異常症の診断
LDLコレステロール(悪玉)値の上昇、中性脂肪の上昇、HDLコレステロール(善玉)の低下のいずれかを指摘される場合に 脂質異常症と診断されます。
脂質異常症の症状
検査結果を指摘されても、大抵の場合には自覚症状が乏しいことがたびたび経験されます。
中性脂肪が1000mg/dl以上になると、繰り返す腹痛とか膵炎とかを伴うことが知られています。
LDLコレステロールが高度な異常値の場合には、皮膚とか眼の結膜に黄色腫の症状が観られます。
元来、コレステロールは体内のホルモンを生成するための原料として必要な成分なのですが、悪玉のLDLコレステロールが過剰になると動脈壁に沈着し動脈硬化を促進します。
動脈硬化症は、血管の血流障害を引き起こすために 心筋梗塞とか脳梗塞などを合併する危険性が高くなります。 特に家族性高コレステロール血症では、30歳代ごろから心筋梗塞とか脳梗塞などを合併します。
動脈硬化症が発症進展する危険因子は、脂質だけでなく、加齢、高血圧、糖尿病、肥満、喫煙もあります。相乗的に影響してしまいます。
脂質異常症の治療
もちろんLDLコレステロールが高い場合でも、内服薬など治療によってLDLコレステロールを低下させると、将来の動脈硬化による心筋梗塞、脳梗塞などを起こす危険性が低下することが知られています。
日々の食事は大切です。モツのようなお肉のあぶら身を控えめにしましょう。ササミとかヒレ肉などはあぶら身が少ない部位のお肉がお勧めです。野菜と青魚を摂ることもとても大切です。
体力体調に応じて散歩とか運動とか有酸素運動しましょう。目安は、30分ほどの散歩を朝夕に繰り返す程度です。急激に過激な運動は控えましょう。標準体重を目指しましょう。
喫煙は是非に止めるべきです。
心筋梗塞の治療後には、再発予防のためにLDLコレステロールの治療目標を70〜100mg/dlに低く設定されます。
甲状腺機能低下症とかネフローゼ症候群でも脂質異常症に注意が必要です。
昭和の時代までに比較して平成からスタチン系の薬剤が普及したことで、脂質異常症の治療は一段と改善しました。
家族性高コレステロール血症は動脈硬化性疾患の進行が速いので、早期から治療が必要ですから早めの専門医への受診を勧めます。